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妊娠と栄養

 妊娠前から栄養を考えてみましょう

不妊に悩んでいたり、赤ちゃんができにくい方に血液検査をすると、たいていの方に栄養欠損状態がみられます。
 
男性の精子が毎日つくられるのに対し、女性は卵子の元になる細胞を抱えて生まれてくるため、新たな卵子がつくられることはありません。
そのため年齢を重ねるにつれて、妊娠と出産のタイムリミットか迫ってきます。そして、不安と焦りか募り、不妊外来の。扉をたたく……という人が増えています。

不妊の原因が、子宮内膜症や子宮筋腫といった生殖器に問題がある場合は、不妊治療か有効ですが、女性の体全体の栄養状態が悪いことが妊娠しにくい原因であることもあります。

赤ちゃんが欲しいと思ったら、まずは自分の体のことを知って、栄養状態をととのえることからはじめてみませんか?
まずは、食生活を改善して、母親になる準備をスタートさせましょう。そして、赤ちゃんのために最高の環境である『健康な体』を用意してあげてください。
その努力が
妊娠しやすい体をつくることにもなります。妊娠してからも、おなかの中の赤ちゃんが成長するために必要な栄養は、すべて母体から提供することになります、だからこそ、妊娠前から栄養状態をととのえておくことが大切です。

 

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栄養で改善できる不妊とできないケース

重症な卵管狭窄や卵管閉塞であったり、子宮奇形などの器質的な問題をかかえた不妊症は、栄養療法が直接妊娠に結びつかないこともあります。子宮のポリープや筋腫、子宮内膜症も症状や冶療の進み具合によっては、妊娠までに時間がかかる場合や妊娠か望めないこともあるでしょう。出産年齢か上がっているということは、子宮ガンのリスクの増加も視野に入れる必要があります。
 
一方で、卵巣機能不全やPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)、黄体機能不全といった排卵・卵巣因子の不妊の場合は、栄養不足や食事のとり方に起因することがあるため、栄養療法の効果を多いに期待できます。もちろん、検査をしても何の異常も見られないのになかなか妊娠しない人や、原因不明のまま妊娠にいたらない人なども、栄養で体調が改善することで妊娠の確率を高めることができるでしょう。

 不妊の原因

880f22f2181937c5937e1a2ea7f不妊症といっても原因はさまざまです。分子整合栄養では、原因不明不妊症と栄養が関係しているのでは?と考えています。ここでは、よくある不妊症の原因についてまとめましたので、簡単に説明します。

 1.排卵因子
  ① 中枢性:ストレス、ダイエット、過度の肥満、甲状腺機能異常や下垂体腫瘍などによって脳から卵巣へのホルモンの指令がうまくいかないために排卵しない。

② 卵巣機能低下・加齢などによって卵巣機能が低下し排卵できない。

③ チョコレート嚢胞・卵巣内にできた子宮内膜症によって卵巣内で月経血がたまり、卵巣が腫れる病気。たまった血液がチョコレート状のためチョコレート嚢胞と呼ばれる。チョコレート嚢胞が邪魔をして採卵がうまくできない。

④ 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・卵巣内に卵胞がたくさんでき、卵巣の外側の壁が厚くなって採卵しにくくなる病気(原因は不明とされていますが、インスリン抵抗性や栄養欠損などが関与しているのではないかと分子整合栄養医学では考えています。)

⑤ 高プロラクチン血症・脳下垂体から分泌されるプロラクチンが過剰に分泌され、採卵の邪魔をする。向精神薬、胃腸薬、ホルモン剤などの薬剤の影響の場合も少なくない。


2.卵管因子

 卵管癒着 受精卵が子宮におりてくる通り道である卵管が閉塞すること。性感染症であるクラミジア感染が一番の原因。その他、子宮内膜症や腹腔内手術による卵管周囲の癒看などによる。


3.着床因子

 受精卵が子宮内膜にうまく着床できないため。子宮腺筋症(子宮内膜症が子宮の筋層内にできたもの)、子宮筋腫、子宮奇形、流産や人工妊娠中絶の手術などによる癒着や子宮内膜の分泌性変化が十分に起こらないこと(内膜が分厚くならない)などが原因。


4.頸管因子

 ①子宮頚管の粘液の分泌が不十分なことによる。排卵前に分泌が増える子宮頚管粘液には精子の運動を促進し通過しやすくする作用がある。

②抗精子抗体:女性の体が精子を異物と判断し、精子の運動を止める抗体をつくる免疫異常。

5.男性因子
 精子の数が少ない、運動率が悪い、ED(勃起不全)などの男性側の問題。不妊原因の30%ほどを占めているので、男性側のチェックも重要。

6.機能性
 きちんと排卵もし、不妊検査をしても卵管、子宮、精子などに特に異常を認めないもの。いわゆる「原因不明」の不妊症で不妊原因の20%ほどを占めるといわれており、「機能性不妊症」や「原因不明不妊症」ともいわれている。原因不明なので、一般の不妊治療では有効な治療方法がないと考えられ、仕方なく体外受精や顕微授精などの治療を受けている方が多い。

この機能性不妊を分子整合栄養医学では、栄養が関係しているのでは?と考えています。