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子どもの成長と発達

 

頭痛

子供の頭痛は、その原因がわからず不安になりますが、子供の頭痛のほとんどが低血糖、鉄欠乏、ストレスなどから生じています。

最初に疑ってほしいのは低血糖症です。
血糖値が異常に低くなって脳がエネルギー不足を起こすと頭痛として現れることがあります。同時に倦怠感や手のふるえが出ることもあります。
まずは、糖質制限(単純糖質制限)をしてください。子供のおやつを甘いお菓子からチーズやゆで卵に変えてみる、ジュースをやめる。
それでもダメなら炭水化物を減らすことも必要なケースもあります。
低血糖症が原因であるなら、これで解決できるはずです。

そして次の原因として考えられるのが鉄欠乏です。
鉄分が不足するとさまざまな不定愁訴が生じますが、脳の酸素不足が原因で起こる頭痛やめまいもその1つです。
たとえば、一般的な医療機関で「貧血ではない」と診断されても、貯蔵鉄であるフェリチン値が低ければそうした症状は起こることがあり、
改善には、鉄改善のための動物性食品(レバーや赤身の肉、魚介類など)からヘム鉄を取り、必要ならばヘム鉄サプリメントを摂ることも考えていきましょう。
鉄の補給を忘れないようにしましょう。

また、もう1つ考えられるとしたらストレスによる頭痛です。
心因性頭痛と呼ばれる緊張型頭痛。頭全体が締め付けられるように痛み、首筋の凝りやめまいを伴います。
この場合には、ストレスに打ち勝つための身体づくりが大切になります。
私たちの身体は精神的ストレスや肉体的ストレスを受けると、副腎がホルモンを分泌し、ストレスに適応して負けないように抵抗してくれます。
このホルモンが正常に分泌できていれば、頑張り続けることができます。

では副腎皮質ホルモンの材料とはなんでしょうか?
それは、ビタミンCとたんぱく質、そしてパントテン酸です。
これらの栄養素が1つでも不足すると、ストレスに打ち勝てず、さまざまな病気が引き起こされます。
ちなみにパントテン酸はあまり聞き慣れないかもしれませんが、鶏もも肉や牛ヒレ肉、レバーなどの肉類から、たらこやうなぎの蒲焼き、鮭、
それから納豆やアボカドにも豊富に含まれています。

頭痛の原因はほとんどが栄養不足と言われています。でも大抵の方は栄養不足を疑う前に頭痛外来に行き、「何も問題ない」と言われることになります。
脳に原因がある場合もあるので確認のために診断してもらうことは有効ですが、ファーストチョイスは栄養不足を疑ったほうがスムーズでしょう。

そのほうが余計な不安も抱えずに済むと思います。

 

成長痛

成長期にある子供は、見た目で『大きくなった!』とわかるほどに、毎日ぐんぐんと成長します。

女の子なら小学校4・5・6年生、男の子なら中学から高校にかけて、身長や体重が急激に増えるでしょう。1年に身長が10~15m伸びる子供も珍しくありません。
そのとき気をつけておきたいのが、成長に使われる栄養素をきちんと補給しておくこと。
栄養が足りなければ、大きくなろうとしても大きくなれず、身体に無理が生じて障害が起こることもあります。

なかでも身近な症状が成長痛です。
軽い子であれば大したことなく済みますが、栄養欠損が激しい場合には成長痛で歩けなくなるほど足が痛くなり、絶対安静と診断されて学校に行けなくなることもあります。
成長期の子供が「足が痛い」と言った際には、栄養不足を疑って必要な栄養素を補ってみてください。

もし、すでにお子さんが成長痛に悩まされているのだとしたら、まず『鉄欠乏』を疑ってください。
成長期は鉄の需要量が高まって、不足しやすくなり、そのしわ寄せが成長痛を引き起こします。

この場合は、肉や魚などの動物性食品をフル活用して、ヘム鉄をしっかりと補給するようにしましょう。案外、すぐに改善されるはずです。
ほかにも、身体をつくるための材料となるたんぱく質はもちろん必要です。また、成長期には身体の支えとして、また脳や内臓の保護のために、
骨の形成も盛んに進みますから、カルシウム、ビタミンDをしっかり摂ることも大切です。

 

疲れやすい

『子供はいつでも元気に走り回るもの』と多くの方は思っているかもしれませんが、最近はすぐに疲れたり、疲れがなかなかとれないといったお子さんが多いようです。

まず考えられる原因はビタミンB群不足。
生命活動の源であるエネルギー産生に必要な栄養素で、不足すると疲労感や倦怠感、食欲不振といった症状を引き起こします。
ビタミンB群はほかにも脳・神経系に深く関与しています。身体的な疲労だけでなく、頭脳疲労にも効果的に働いてくれるのです。

ケイショウカイスタッフは『疲れたけど、まだまだ仕事が残っている……」というときはビタミンB群のサプリメントで栄養を補い頭脳疲労対策をします。
ちなみに脳のエネルギー代謝にはビタミンA、ナイアシン、神経伝達物質の生合成には、パントテン酸、葉酸が必要になるので、
単独配合のサプリメントよりも複合的設計されたサプリメントを摂るほうが相乗効果が期待できます。
消耗量が圧倒的に多いため、ビタミンB群は常に不足しがちだということを頭に入れておきましょう。

食材を挙げるなら何といってもおすすめはレバー類。うなぎ、鰹、さんま、たらこなどにもビタミンB群が複合的に含まれています。

またストレスをやわらげ、疲労を回復する栄養素にビタミンCがあります。
不足すると疲労感や脱力感、自律神経失調を起こしかねません。しかも消耗しやすく、身体に溜めておくことができないので食事ごとにこまめに補給してください。

そして、疲れやすさの原因としてもう1つ考えられるのが鉄欠乏です。
鉄分が不足するとさまざまな不定愁訴が生じますが、疲れもその1つ。
鉄改善のための動物性食品(レバーや赤身の肉、魚介類など)からヘム鉄取り、必要ならばヘム鉄サプリメントを摂ることも考えていきましょう。鉄の補給を忘れないようにしましょう。

 

貧血(鉄欠乏)

一言で貧血といっても、その原因は1つではありません。
たとえば、血液の材料であるたんぱく質不足によるものや、赤血球膜が弱く、壊れてしまうために起こる溶血性貧血など、さまざまです。
しかし、もっとも考えられるな原因は鉄欠乏でしょうね。

体内には約4gの鉄分があります。その約7割が赤血球のヘモグロビンの成分であり、身体の各器官に酸素を運ぶという重要な任務を担っていますから、
ヘモグロビンが不足しようものなら、身体が酸欠状態となって、立ちくらみやめまい、息切れといったさまざまな貧血症状が生じてしまうのです。
そんな話をすると中には、「でも、医療機関で検査したら貧血ではなかったんです」とおっしやる方がいるかもしれません。

一般的に行う血液検査では、赤血球のヘモグロビンを貧血の診断基準にしていますが、ヘモグロビンはよほどのことがない限り減少しません。
なぜならフェリチンという貯蔵鉄が、不足分を常に補ってくれているからです。注目すべきなのはフェリチンのほうなのです。

ともあれ、貧血症状を感じるときにはすでにかなりの鉄欠乏だと思ったほうがいいでしょう。頭痛や疲れが取れないなどの不定愁訴に心当たりがあれば、早めの対策を。

補給すべき栄養素はヘム鉄です。レバーや赤身の肉、魚介類などの動物性食品を積極的に摂るようにしてください。
また吸収率をアップさせるビタミンCと一緒に摂ることも大事なポイント。

もし、ひどい貧血症状があるようなら血液検査をおすすめします。どのくらいの鉄分が不足しているのかを把握し、重度の場合はサプリメントを活用して効率的な改善を図るのが得策です。

 

運動を頑張っている

小さい頃から野球やサッカー、バスケットボール、バレー、新体操、相撲、レスリングなど、好きなスポーツに取り組み、いつかはプロになりたい、
オリンピックに出たいといった夢を持ちながら、頑張り続ける子供がたくさんいます。

でも、どんなに優れた才能の持ち主でも、肩を壊したり、致命的な怪我を負ってしまうと、夢なかばであきらめざるをえなくなる場合があります。
親としては、せっかくの才能を生かしてあげたいですよね。そのためにはハードな練習をこなせる身体づくりが必要です。

スポーツする身体にとって、絶対的に必要なのはたんぱく質と鉄分です。
たんぱく質は、いうまでもなく身体をつくる大事な材料。一般的な子供が体重1㎏当たり1・5~21必要なのに対して、スポーツに取り組むならそれ以上の摂取が目安です。
プロテインも活用しながらしっかりと補給しましょう。

また、鉄分は骨の材料でもあり、怪我をしないために必要な栄養素。しかも、汗をかくことで消耗するため、意識的に摂る必要があります。
よく合宿後に風邪を引いたり、体調を崩す子供がいますが、これは激しく消耗したための栄養不足です。
スポーツをしているなら、それに見合った栄養補給を心がけるようにしてください。ちなみに筋肉痛には乳酸を分解するビタミンB群、
とくにビタミンB1やナイアシンがおすすめ。トレーニングのすぐ後に飲むと筋肉疲労が速く改善します。

 

眼精疲労・近視

オンライン授業の導入もあり、子供達がスマホやパソコンを使った作業をすることで、眼を酷使する機会が増えています。
光の刺激を長時間受けることは、眼精疲労を招き、近視やドライアイを引き起こします。

眼の網膜には『ロドプシン』という色素があります。原材料はたんぱく質とビタミンAです。

『ロドプシン』が光刺激を受けると、この2つは分解され、そしてすぐにまた再合成します。この「分解」と「再合成」の連続によって、
光を信号に変えて脳に送り出し、私たちは物を見ることができるのです。
でも眼を酷使し過ぎると当然ながらロドプシンは不足し、再合成能力は衰えます。
物が見えにくくなったり、眼が疲れやすい、痛みやかすみが生じるといった症状はもちろん、眼の表面を覆い、乾燥や細菌などから眼を守ってくれていた涙液が
正常に出なくなるなど、さまざまな眼のトラブルの原因となるのです。

眼を守るためには、まずロドプシンの材料となるたんぱく質とビタミンAが必要です。
とくにビタミンAは眼の粘膜の正常化はもとより、抗酸化作用によって眼の疲れやドライアイを改善し、近視の抑制を図ってくれる優秀な栄養素です。

そしてもう1つ、ぜひ摂っていただきたいのがアントシアニンです。
ブルーベリーや赤じそ、ぶどうなどに含まれますが、とくにおすすめなのは北欧産のビルベリーです。
ロドプシンの再合成を促進する働きがあり、その実力はヨーロッパでは医薬品として、認証されているほどです。
サプリメントで手軽に摂ることもできますので、積極的に活用するとよいです。

 

ぜんそく

ぜんそくを改善するためには、アトピー性皮膚炎と同様に、皮膚や粘膜の強化がもっとも有効な手段となります。

そもそもぜんそくの原因には、食べ物によるアレルゲンの侵入、ダニやハウスダスト、ウイルスや細菌による感染と、さまざまな要因があり、
しかも人それぞれどの成分に反応しているのかわからないため、治療が難しい部分は確かにあります。

でも、大切なことはアレルゲンであろうがウイルスや紐菌であろうが、その侵入を防ぐことが改善の糸口になる、ということです。
そのためには免疫の最前線で活躍する、健康で丈夫な皮膚・粘膜をつくることが何より重要です。

必要な栄養素は、まず第一にビタミンAです。
皮膚や体内にある気管や消化管などの上皮細胞において粘膜バリアをつくるという重要な役割を担います。
また、アレルギーに対抗するパワーの持ち主で、細胞の正常な分裂を促す亜鉛の摂取も重要です。
もちろん皮膚・粘膜の材料となるたんぱく質の補強も忘れてはいけません。

ただし、こうした栄養補給の影響が効果的に現れるのは、『鉄欠乏』ではないことが大前提です。
鉄は私たちの身体を守るバリア機能、つまり皮膚や、口から食道、胃、多様な臓器、肛門に至る粘膜の材料として使われます。
もし、鉄欠乏があれば、否応なく皮膚や粘膜は弱い状態に陥ることになります。私たちの身体のセキュリティーを守るためには鉄分が絶対的に必要なのです。

最近では、経口免疫寛容といった、アレルゲンに過剰に反応しない体質づくりをサポートする栄養素フクトフェリンにも注目が集まっています。
ラクトフェリンはアトピー性皮膚炎でも触れています。

▶ アトピー性皮膚炎

 

ニキビ

子供のニキビの原因はほとんどが鉄欠乏です。
中学に入る頃からニキビは増え始めますが、それは勉強や部活のストレスでたくさんの鉄分を消耗してしまうからなのです。
なかでも口元やあごにできるニキビは、完全なる鉄欠乏の証拠です。

それにもかかわらず、ニキビというとアクネ菌が原因だということから、スキンケアにばかり目が行きがちです。
けれど、薬を塗っでも洗顔をしっかりしても、実際のところ治らないのではないでしょうか?
むしろ薬を塗ることでアクネ菌だけでなく、皮膚を守ってくれる常在菌にまでダメージを与えかねません。これでは本末転倒です。

栄養療法では、血液検査をして貯蔵鉄であるフェリチン値から、鉄が足りているかどうかの判断をしますが、ニキビで悩んでいるお子さんの多くが鉄欠乏であり、
フェリチンの数値が低ければ低いほど皮膚症状がひどくなることがわかっています。
治療としてヘム鉄の摂取をすすめています。また鉄分と同時に補ってほしいのが、ビタミンAとビタミンB群です。

ビタミンAは、細胞の正常な分化を促し、皮膚や粘膜を丈夫に保つビタミンです。
さらに、ニキビが治った後のデコボコの改善にも有効です。口元のニキビが鉄欠乏なら、おでこや鼻にできるニキビやニキビあとには、ビタミンAが効果的に働きます。

ビタミンB6に関しては、『皮膚科のビタミン』と呼ばれるほど、皮膚の健康には不可欠な栄養素ですから積極的に摂取するといいでしょう。
女の子のみならず男の子でも、ニキビはコンプレックスになりやすいものです。必要な栄養素を十分に摂れるようにしてあげましょう。

 

下痢・便秘

大人同様に、子供も下痢や便秘で悩んでいる場合が少なからずあります。
まず、下痢というのは有害な異物を体外に排出するための生体の防衛反応です。
食品添加物、水銀やカドミウムといった重金属など、身体に知らぬ間に溜まってしまったものを、いわぱデトックスしてくれるわけです。
だから、むやみに下痢止めなどを飲まず、腸の粘膜を保護するグルタミンというアミノ酸を摂取することが必要です。

便秘で悩んでるお子さんに安易に便秘薬などを常用させたくはありません。

快適な便通には食物繊維、水分、適度な油分が必要です。また排便を我慢せずに出したいときに出す、せかさずゆっくりとトイレに座らせるという習慣をつけましょう。
また、スナック菓子やジャンクフードなどの精製品ばかり食べていると、便の量が少なくなり、便意をあまり感じなくなる場合があるので注意してください。

ストレスによる下痢や便秘もあります。お子さんは登校直前や学校での授業中に、急にお腹が痛くなることはありませんか?
おそらくそれは、現代の若い人に増えている。過敏性腸症候群で、ストレスに対抗できる身体づくりが必要です。
ストレスで最も消費されるのもグルタミンです。腸管粘膜細胞のエネルギー源なので、欠乏すると腸管の免疫機能が維持できません。

いずれの場合も、腸内環境を整えることは大切です。ラクトフェリン、マイクロフローラ、消化酵素を摂ることも消化吸収を促進し、下痢や便秘を改善します。

便秘で悩んでるお子さんは、食事量、水分量だけでなく、油脂が少ないケースもあり、朝食、夕食に無塩バター、またはギーを大さじ1杯ずつ、食事に取り入れてみるのもよいです。

 

風邪・インフルエンザ

細菌やウイルスを体内に侵入させないことが、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症を予防する最大のポイントですが、
その侵入を防ぐために最前線で頑張っているのは、体を覆う皮膚や粘膜です。
これが健康で丈夫であることが絶対条件であり、そのためには材料となるたんぱく質やビタミンAの補給が必要です。

ちなみに、インフルエンザ予防のためにワクチン注射をよくしますが、そもそも体内で抗体をつくるためには、たんぱく質が必要です。
なので、たんぱく欠乏のお子さんにいくらワクチン注射をしても、抗体ができるとは限りません。
また、あらかじめ流行しそうなウイルスを予想してワクチンを投与しますが、予想が外れれば役に立ちませんし、新型インフルエンザであれば、ワクチンが間に合わないこともあります。

緊急性がある場合は、薬の出番ですが、日頃の食事が子供の免疫力を高めるため何より大切です。発熱したら、とにかく身体を温かくして、十分に睡眠と水分を取ること。

それから体力消耗を改善するためにたんぱく質やビタミンB群を補給しましょう。
分子整合栄養医学を実践している医師らはオリーブの葉から抽出精製した有効成分のオーレユーロペンを含んだオリーブ葉エキスを使うことがあります。
小さな子供や妊婦でも安心して飲むことができます。

また、38℃くらいまでの発熱は、身体が病原菌と一生懸命に闘っている証拠です。
体内の酵素や免疫細胞が、細菌やウイルスを退治しているところですから、すぐに解熱剤で熱を下げるのはいかがなものでしょうか。
解熱剤は一時的に熱を下げるものです。使い方が適切でなければ、結局は風邪を長引かせることになってしまいます。

ただし、呼吸器の現病歴、基礎疾患があるお子さんは、医療機関受診を選択してください。
40℃以上の場合は現病の悪化、脳障害が心配なります。医療機関に行くことをおすすめします。

発熱時は、お子さんの様子をみながら対応されてください。

 

イライラ・キレやすい

イライラしやすい、キレやすいといった症状は、子供の性格だけではなく、子供の脳から発せられる栄養不足のサインかもしれません。

子供の心や感情のコントロールをするのは、脳内から発信される神経伝達物質で、そのタイプは主に3つあります。
① アドレナリンやドーパミンなど、元気ややる気を起こす働きをする興奮系、
② 興奮を抑えるGABA(y-アミノ酪酸)などの抑制系、
③ そしてその2つの物質の中立的な立場にある、セロトニンを代表とする調整系です。

この3つのバランスが取れてこそ、心は穏やかで気分のいい状態を維持できるのですが、興奮系が過剰に分泌されたり、
抑制系が不足すれば、興奮系が優位になることになります。すると、やる気を通りこして戦闘モードになってしまい、攻撃的でキレやすくなるという状態を招くのです。
つまり、イライラを落ち着かせるためには、調整系のセロトニンや抑制系のGABAを増やすことが1つのカギになります。

『精神的な症状が栄養で治るのかしら?』と疑問視される方がいるかもしれませんが、
感情をコントロールする脳内の神経伝達物質の原料は、そのすべてが物質(栄養素)で構成されています。

まず、たんぱく質がアミノ酸に分解され、血液によって脳内へと送られて、3タイプの物質にそれぞれ合成されます。
このとき、セロトニンやGABAをつくるためには、ビタミンB群、とくにビタミンB6やナイアシンが必要になります。
これらがないと合成ができませんから十分な摂取が必要です。

ほかにこの症状の原因としては、鉄欠乏も疑われます。
鉄分が不足すると情緒不安定や集中力の低下、キレやすい、怒りっぽいなどの症状が出ることが分かっています。

▶ 貧血(鉄欠乏)

 

受験・テスト対策

ビタミンB1が子供の頭脳学習に与える効果があることは、世界的にもよく知られています。

そもそもビタミンB群は子供の脳の発達と学習力アップに欠かせない栄養素。なかでもビタミンB1は重要です。

ビタミンB1を摂った子供は圧倒的に記憶力が高くなります。反応のスピードも高くなり、知能の発達に至っては倍以上の数値を示すことが証明されています。
そして、最も注目してほしいのは、物事に対する興味・関心度が5倍以上になることです。

実はこれが一番重要で、子供は自分が興味をもつたことに対しては貪欲に追求して、学習し、習得したらもっと難しいことにもチャレンジするようになる。

栄養素は、こうした意欲をもたらす物質として知られています。まずは、子供のやる気を起こさせることが一番大切です。

 

ストレス

ストレスがさまざまな病気の原因になると言われています。
人間の身体はストレスを受けると自律神経や内分泌系に異常をきたし、生体恒常性の乱れから、発病に至ります。

その人の一番弱い臓器に病気が現れたり、ときにはぜんそくやアトピー性皮膚炎がひどくなったり、風邪を引きやすくなることもあるのです。

現代社会においてストレスを受けないことは無理でしょう。子供たちも、友人関係、勉強、部活と実に多様なストレスにさらされており、
どんなにたくさんの栄養素を摂ったところでストレスを回避することはできません。

でも、ストレスに対抗することはできます。その働きを担当しているのが、『副腎』です。
私たちの身体は精神的ストレスや肉体的ストレスを受けると、副腎がホルモンを分泌し、ストレスに適応して負けないように抵抗してくれます。
このホルモンが正常に分泌できていれば、頑張り続けることができるというわけです。

では副腎皮質ホルモンの材料とはなんでしょうか?それは、ビタミンCとたんぱく質、そしてパントテン酸です。
これらの栄養素が1つでも不足すると、ストレスに打ち勝てず、さまざまな病気が引き起こされます。

ちなみにパントテン酸はあまり聞き慣れないかもしれませんが、鶏もも肉や牛ヒレ肉、レバーなどの肉類から、たらこやうなぎの蒲焼き、鮭、
それから納豆やアボカドにも豊富に含まれています。

 

チック症状

チック症状には、目をピクピクさせたり、首や顔を不自然に動かしたりという『運動チック』と、
のどを変に嗚らしたり1つの単語を何度も繰り返し言ったりする『トゥレックチック』があります。

これまでチック症状というのは親の愛情不足や家庭環境が原因とされ、治療法としては親子のカウンセリングといった方法や薬物療法が主流でした。

しかし、分子整合栄養医学においてチック症状とは、栄養不足による脳の機能異常であると理解されています。
つまり、脳機能に必要な栄養素が欠損しているために生じる症状だということです。

改善するためにビタミンB群の1つナイアシンが良いことが分かっています。
ナイアシンは、精神のビタミンといわれ、脳神経の働きをサポートしてくれるもの。実際、精神科領域においてナイアシンのサプリメントを
処方して飲ませたところ、何人ものお子さんのチック症状が改善したそうです。驚いたことに4回目で効果があらわれケースもあり、
ほかにも1週間から1ヵ月で明らかな改善が見られたといいます。

もちろんサプリメントではなく食事によってナイアシンを摂ることも可能です。
たらこや鰹、まぐろなどの魚介類や、豚や牛のレバー、豚肉、鶏むね肉などの肉類にはナイアシンが豊富に含まれています。

また、ビタミンB群は脳内の神経伝達物質を生成するためにも必要な栄養素ですから、そうした意味からも積極的に摂取してください。
同様に鉄分の補給も重要ですし、神経伝達物質の材料となるたんぱく質をきちんと摂ることも大切です。

▶ 貧血(鉄欠乏)

 

発達障害

最近、子供の注意欠陥/多動性障害(ADHD)などの発達障害の相談が多いです。

授業中に5分と椅子に座つていられない、集中力がない、協調性がなく友達がつくれない、思う通りにならないと奇声を発する……
病院にいけばすぐに発達障害という診断され、薬物的な治療が行われることもあります。

しかし、こうした状況にも、実は栄養不足が深く関係しています。

最初に考えていただきたいのは子供が低血糖症ではないかということ。
まずは、糖質制限からトライしてみてください。毎日の食生活から、甘い物や精製度の高い炭水化物を減らしましょう。
血糖値の急激な変動は自律神経を乱し、精神を不安定にします。反対に血糖値を安定した状態に保てば、脳も安定した状態をキープできます。
子供の場合は糖質制限をしただけで、意外とすぐに改善するものです。

また、こうしたお子さんに多く見られるのが、たんぱく欠乏、鉄欠乏、ビタミンB群欠乏です。
いずれも、脳の発達に必要不可欠な栄養素。たんぱく質は神経伝達物質の材料であり、また鉄分とビタミンB群は、その合成になくてはならないものですから、
不足すれば脳機能になんらかの障害が生じても不思議はありません。

もう1つ、低コレステロールに起因している場合もあります。実はコレステロールは脳の神経細胞を形づくる重要な役割を担うもので、
不足すれば情報伝達のスピードに支障が出たり、集中力の欠如を起こすことも。実際、高コレステロールより低コレステロールの方が、死亡率が高いという報告もあります。
コレステロールが高くなることを心配して卵を控えている人がいますが、実際はむしろ、低い方が心配なのです。

▶ 貧血(鉄欠乏)
▶ ストレス
▶ チック症状
▶ イライラ、キレやすい

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